火曜日購入した小説のうち1冊を、今朝綾瀬駅付近で読み終えた。
福田和代作「TOKKYO BLACKOUT」。この時期に、今担当している業務上も、とても不謹慎な内容かも。
東京電力の超高圧送電幹線鉄塔を爆破し、複数の系統を遮断。都内が大規模停電に陥る。
この小説は、2008年の作で、2006年に荒川を航行するクレーン船が送電線をひっかけ、長時間停電(約3時間)が起こった後に書かれたもの。
良く調査されていて、小説の中ですでに「輪番停電」という表現が使われている。
ただし、実際の幹線系統・JR山手線の電源供給元等、わざと変えて書かれている。
細かい描写では、ふと女性らしい部分も垣間見えるが、全体的にはきわめて冷徹。
エピローグは、少々物足りない。
11時頃帰宅すると、家には冷房ガンガン。
もう外気温も低いのに、なんと鈍感な事か。
今年の節電のターゲットは、中高年主婦層であることは間違いない。
TVでみのさんかきみまろがでてきて、
「おくさんもう外は27℃ですよ、エアコンを止めて自然の風を味わいましょう。水をたっぷり飲んで、いっぱい汗をかけば、デトットクスとダイエットになりますよ。」
とでも言ってくれれば、電力消費が激減するだろう。
政府には、それくらいの世論操作能力はある筈。
今日の日常