日曜日

清水口の調整池は7時頃八割がた氷が張っていて、白鳥や鴨たちは氷の無い池の西側に集まっていた。

4羽が、池から飛び立ち、数回池の上を周回して着水。
今日は、21羽の白鳥が滞在中。
池の東端には、大きな一眼レフを三脚にセットした人がいた。
普段鳥たちは、エサの撒かれる東端に集まっているのだが、氷が張っていると寄ってこない。
今朝は、先日ISETANに入っている好日山荘で買った福袋の、薄いウインドブレーカーを着た。
薄手なのに、風を遮断するので、とても暖かい。

小室でR464を横断する時、道路情報が表示されていた。
ラジオの交通情報でもCMでも、幕張のオートサロンのことが報じられていた。
改造車両の祭典だ。
あの手の改造車に、湯水のように金が掛けられる人は、その財力は羨ましい。
今どきの若者は、あんなものに金をつぎ込めるのだろうか。


印旛沼へ注ぐ新川沿いから、臼井城址へ登ってみた。
道標に従って登って行くと、巨大なイチョウの木が並ぶ神社があった。
神社の標示板には、この神社は「臼井城築城の際、城の鬼門の地に創建された社の一つ」と標されていた。
城址の本丸からの印旛沼の眺めは、とてもいい。
城址公園を下ってR296に出る手前で、丘の上にお寺の本堂らしき建物が見えたので、つい右へそれた。

コンクリートの段々で斜面を登ってしばらく行くと、山門があった。
境内は、本堂の工事中。
山門には、もともと梵鐘が吊るしてあったようだ。
ここも境内から、印旛沼の眺めが楽しめる。
県道に下りて、また坂道を登ると稲荷神社があり、京成臼井駅へ下る道は林の中の道。

京成の踏切を越えたところに、この道標がある。
「西江戸道」「さくら道」と刻まれている。
ここから左(北)へちょっと進んだ所に、右へ入る坂道があった。「光勝寺」への道。

登っていくと、老人たちが沢山いた。
お寺で飼っているらしいこの柴犬は、とてもおとなしく人懐っこい。
初見なのに、下あごをくすぐると、お返しに手を舐めてきた。
殆ど吠えないから、とても良く躾けられていると覗える。
臼井の周辺は、こじんまりとしていて、アップダウンもあって、歩いていてとても楽しい。
佐倉への道は、途中江原の刑場からR296と合流。ニュータウンの中の道は、真っ直ぐなだけでつまらない。歩道があるのだけは、嬉しい。
JR佐倉駅を、初めて通った。
構造は、館山駅と瓜二つ。駅の改札の前に立つと、何処の駅にいるのか判らなくなりそう。
JR佐倉駅から東へ向かい、佐倉街道を南下する。


神門からR51に入り、鹿島川を二重の橋を渡って、旭鶴の酒蔵の前を通り、ついそのまま旧道を歩き続ける。
そのうち、杉の林の中の道になる。
この道が、とても快適な道だった。
JR四街道駅南口付近から、佐倉街道に戻る。ワシが昔、船橋から吉岡の先へ通った頃、この駅の南口など無かった。

京葉道路を越えた16時37分頃、夕日が彼方へ沈んでいく。
昼頃は、うまくいけば千葉ポートタワーで、夕日を見られるかと思ったが、そうは問屋が卸さなかった。

東千葉駅を過ぎ暫く行くと、汚水のマンホールが、カラフルに着色されていた。
これはなかなか、と思って歩いていたら、千葉市民会館の前だった。
この付近では、千葉駅へ向かう人が大勢歩いていた。

千葉駅の北側300m付近で、千葉都市モノレールとJR総武本線の高架が、立体的に重なる。
まるで、手塚治虫氏が鉄腕アトムや火の鳥で描いた、未来都市のよう。
駅東口に近づくと、総武本線の線路の下に、おでんや焼き鳥の屋台が連なっていて、これもまたいい雰囲気。
千葉駅は、まだまだ工事中。
今日は地図を持たずに行ったので、四街道のクリーンセンターに出た時は、一瞬何処をどう歩いたのか訳が分からなくなった。
でも、なんとか千葉駅に辿りついた。
もうダメかと思った左脚は、歩くにはまったく支障が無い。
ちょっと、自信を取り戻した。
今日の日常