木曜日
土曜日に、古い手帳やシステム手帳を整理していたら、以前の車の記録が出て来た。
しっかり運行記録を付ける様になったのは、88年に購入したトヨタの初代VISTA。
ワシの初めて購入したFF車。
1800CCのエンジンで、当時トヨタが呼称していたLASERエンジン1S−iLUの、Ci(電子制御シングルポイントインジェクション)版で、特別仕様車のVLエクストラ。
結婚して伊豆半島に行ったとき、レンタカーで同型を借りて乗った時、とても乗りやすかった。
トヨタ車の常で乗った瞬間、取扱説明書を読まなくても、すぐに何も気にせずに運転できた。
当時乗っていたランサーEXと比べ車内の幅が広く、運転席から助手席のドアを開けるのに運転席に座ったままでは手が届かなかった。
割合素直な操縦性で、伊豆スカイラインで、スターレットを追い回してしまった。
その後、自分で設計した機器の製作先の工場へ、検査担当と3人で出荷検査を行って徹夜となった朝、工場の方のカムリ(同時カムリとVISTAは姉妹車)のリヤシートに3人で乗って駅まで送って貰った。その時、後席の広さに感激した。
結婚して住んでいたのは、松戸市稔台にあった会社の借り上げ社宅。
そこから歩いて行ける場所に、マツダのディーラーがあり、マツダのカペラを見に行っていた。
そこには、中古車もあり、そこに格安のVISTAがあった。
S59年式(84年)で走行28,000km弱、当然5速MT、約50万円程だった。
某工場で乗せて貰った時のことを思い出し、即購入を決めた。
買って気がついたのは、リヤシートも広いが、トランクが深くて大きいこと。
本棚を探すと、徳大寺氏は著書『間違いだらけの車選び』で、素直で使い易いいい車だと評していた。
ランサーEXターボに比べると、低速トルクがあって普段使う分には、軽々と爽快に走ってくれる。
エンジンは、力強さは無いが、シャラシャラと軽い感じで回る。燃費も良かった。街乗りで10〜15km/L、高速を使って遠出をすれば、18〜20km/L。
タイヤが165SR13の82%扁平だったため、コーナーでは全く頑張れなかった。
こんな車でも、ジムカーナの試走を行っていた。
室内は、広々快適。
ドアが薄く、シートも薄手なので、実質車内は寸法以上に広々。
リヤシートで、足が組めた。
当時の車は、リヤにプライバシーガラスの設定は無く、ワシはリヤウインドウに幅の狭い車用のブラインドを付けた。
これで、リヤシートに乗っても直射日光を受けずに済むので、ますます快適。
特別仕様車のVLエクストラだったので、カーステレオは4SPでグラフィックイコライザー付き。
遮音も良くて、スピードを上げても急にうるさくならず、ラジオの音量を上げなくとも良かった。
あの頃の車には、運転席周りに、コインホルダーが付いていた。
当時、高速道路では現金払いだったので、スムーズに料金所を通るためにコインフォルダーが必要だった。
VISTAにも、100円玉6個くらいが入るホルダーに、紙幣や高速道路の通行券を挟むホルダーが付いていて、凄く便利だった。
ただ、エアコンの黴臭さが、何度消臭剤を使っても抜けなかった。
これがあって、91年の車検切れ直前に、西白井の中古車屋さんで見つけた三菱のエテルナΣに買い替えた。
今日の日常